はいどうも糖尿病患者の栗茶です。
今回は糖尿病患者のみならず、
脂質異常症や心筋梗塞・脳卒中や心血管疾患やアルツハイマー型認知症の指標にもなるかも知れない、
そんなTyG指数というインスリン抵抗性の指標を調べてみました。
TyG指数とは
本来インスリン抵抗性の指標としては、HOMA-IRという物があり、
10時間絶食をして検査しなければ測定が出来ず、計算もやや煩雑ですが、
TyG指数なら空腹時の中性脂肪【TG】(トリグリセリド又はトリグリセライド)と、
空腹時の血糖値【GLU】(グルコース)が判れば計算ができ、簡単にできるので、
簡易的にインスリン抵抗性を調べられるので、血液検査をしたら調べてみましょう。


インスリン抵抗性とは
インスリン抵抗性とは、簡単に言うと「インスリンの効きが悪い状態の事」で、
よく「インスリン」と「インスリン受容体」は鍵と鍵穴という例えで謂われる事もあるのですが、
インスリンが鍵で、インスリン受容体(筋肉・脂肪・肝臓等の細胞の表面にあるタンパク質)が鍵穴で、
通常は血液中の糖が増えると、インスリン(鍵)が分泌されます。
細胞にあるインスリン受容体(鍵穴)にカチッとはまると細胞のドアが開き、糖が細胞内に取り込まれてエネルギーになり、血糖値が下がります。
インスリン抵抗性があると、鍵穴が錆びついていたり、ドアの立て付けが悪く開かない状態です。
つまりうまく血糖値を下げきれない状態。
ドアが開かないと、脳や膵臓は「鍵(インスリン)が足りないから糖が吸収されないんだ!」
と勘違いし、さらに大量のインスリンを分泌しようとします。
インスリン抵抗性の原因
- 肥満(内臓脂肪過多)
- 運動不足
- 高ストレス
- 睡眠不足
- 遺伝
- 食べ過ぎ 等

計算結果
私の場合空腹時の中性脂肪【TG】(トリグリセリド)が前回の検査結果では53、
空腹時の血糖値【GLU】(グルコース)が103だったので、
計算結果は7.91となりました。
正常範囲 が4.5までなので私はインスリン抵抗性の疑いが強いですね。
簡易的な指標なので、あまり深く気にする必要はありませんが、
心臓の血管等を守る為にも改善していく方が良いでしょう。
明確な設定は有りませんが、糖尿病患者が目標にしたい数値としては8未満を目指すと良いそうです。
高齢者の場合は男性で8.8以上、
女性で8.6以上であるとインスリン抵抗性が顕著であるとされるそうです。
年齢にも依りますが、8未満であれば各種リスクを下げる事ができるようです。
私の場合は7を切る事を目標にこれからも努力を続ける事にしましょう。
TyG指数と病気の関連性調査
5大陸に住む人々(都市部や農村部等)を対象に、TyG指数で評価したインスリン抵抗性と死亡率、
心血管疾患との関連の調査により、
TyG指数は未来の心血管死亡率、心筋梗塞、脳卒中、2型糖尿病と関連していることが報告されました。
(Lancet Healthy Longev. 2023 Jan;4(1):e23-e33.)
インスリン抵抗性とアルツハイマーの関連性
アルツハイマー病と血糖値の関係性は以前からも囁かれており、
2型糖尿病の患者はアルツハイマー病を発症するリスクが2倍あると言われます。
大規模な研究で知られるロッテルダム研究でも、
糖尿病による高血糖やインスリン抵抗性が、
アルツハイマー病の発症を後押しする可能性を言われています。
またインスリン抵抗性が強い状態では、脳内でアルツハイマー病の原因物質だと言われている、
アミロイドβの分解がうまく出来ないとされています。
インスリンの分解酵素IDEがアミロイドβの分解も担っているとされ、
インスリンが常に高い濃度にあるインスリン抵抗性という状態であれば、
分解酵素IDEがアミロイドβの分解まで手が回らなくて、
脳に蓄積されてしまう為にアルツハイマーの発症にまで繋がるのではないかと言われています。
近年ではアルツハイマー病を3型糖尿病や脳の糖尿病と呼ぶ専門家もいるそうで、
ブドウ糖を脳の神経細胞が十分に利用できずに、
エネルギー不足と有害物質の蓄積で認知症を引き起こすのではないかという考えだそうです。
この考えによりTyG指数が高い程アルツハイマー病の進行しやすいのではないかとされています。
インスリン抵抗性の改善方法
インスリン抵抗性を改善するには、原因を探る必要があります。
最大の原因とされるものが肥満です。
肥満の解消にも運動と食事管理が重要です。
またストレス管理や高脂肪食を控える事も大事です。
30分までの有酸素運動や筋トレを定期的に行いましょう。
また現在の血糖値を知っておくのも重要です。
amazonで売っているグルコース測定器のリブレなどを使用して測定して、
自分の血糖値の上がり方を知ると対策もしやすくなります。
TyG指数を受け止めて改善を目指そう
TyG指数を正面から受け止めて、より改善を目指しましょう。
そうする事で、脂質異常症や心筋梗塞・脳卒中やアルツハイマー型認知症などの指標として、
有利に改善を進める事ができる筈です。
一緒に頑張ってインスリン抵抗性を改善し、各種リスクを出来るだけ下げましょう!


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